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首相本県遊説、県民の評価分かれる

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街頭演説を終え、聴衆から握手攻めにあう麻生太郎首相。演説の中身については評価が分かれた=1日、村上市

 麻生太郎首相は1日、衆院選(30日投開票)に向けた地方遊説のトップを切って、自民党小選挙区立候補予定者の応援のため来県、新潟市などで街頭演説を行った。拉致問題や景気対策、民主党批判などを展開した訴えに、県民からは「テレビで見るより誠実な感じ」といった声があった一方、「もっと具体的な話を聞きたかった」などの不満も漏れた。
 麻生首相が演説したのは、新潟市の中央区と秋葉区、村上市、燕市の計4カ所。同党トップの来援とあって、街頭には各陣営による動員組が集結したほか、首相の顔を一目見ようと家族連れや若者も多く集まった。
 麻生首相は、解散時期をめぐって党内が混乱したことを陳謝した上で、引き続き景気対策を行うことを強調。「国民を守れるのは自民党しかない」とアピールした。ただ、民主党批判に対しては、県民からは「うんざり」の声も。「『自分はこうしたい』という主張に期待していたのに。鳩山(由紀夫民主党代表)さんも同じような感じだけど」。新潟市中央区の万代シテイで演説を聞いた近所の主婦(66)はつぶやいた。
 同所での街宣前に、横田めぐみさん=失跡当時(13)=が拉致された現場を視察したことには、「現職総理で初めて視察したことは評価できる」=同市西区の自営業男性(35)=、「選挙目当てではないかと思ってしまう」=同市中央区の会社員男性(62)=などと評価が分かれた。
 同党支持者の村上市の農業男性(62)は「(党内の混乱について)率直に謝ったことは素晴らしい。景気回復への思いも伝わった」と興奮気味だった一方、同市の建設業男性(56)は「会社の命令で来たけど、演説に中身がないね」とそっけなかった。買い物帰りに演説を聞いた新潟市秋葉区の主婦(48)は「年金やマニフェストのことを聞きたかったのだけど」と不満そう。同区の主婦(44)も「生活支援の話もないし、上から目線に感じた」と話していた。

2009年08月04日

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