




(上)民主党公認候補の街頭演説に駆け付けた田中直紀参院議員=23日、柏崎市(下)社民党の福島瑞穂党首とともに、街頭でアピールする近藤正道参院議員(左)=21日、新潟市中央区
衆院選は投開票日まで残すところ4日。各候補は選挙区を奔走し、支持を熱く訴えている。政権選択が焦点とされる衆院選を舞台に、来年夏に改選を迎える参院議員も、それぞれの思惑を胸に支持候補の応援に声をからしている。4氏の本県関係参院議員の動きを追った。
自民党を昨年離党、今月になって妻である田中真紀子前衆院議員とともに民主党入りした田中直紀氏。真紀子氏の支援が活動の中心で、5区の支持者や企業などを回っている。
公示後初めて、他の民主党公認候補の街宣に登場したのは23日。2区の鷲尾英一郎前衆院議員が柏崎市で行った演説に駆け付け、「民主党は政権をしっかり担える政党になった。政権交代したときには与党の一員として働く」などと決意を述べた。
田中氏は記者団に「頑張っている(民主)候補を大いに後押しする」と話し、今後も応援に入る考えを表明した。
社民党の近藤正道氏は21日、本県入りした福島瑞穂党首とともに新潟、長岡両市で街宣。「私がこのマニフェスト(政権公約)の設計の実務を担当した。自信を持ってお届けしたつもりです」と、政権交代後の連立参加を見据え、党の政策や自身の実績をアピールした。
近藤氏は社民と民主、国民新の3党による「共通公約」の取りまとめでも実務を担当。解散後はテレビ出演の機会も多い。本県では候補を擁立した2、5区の新人を中心に広く足を運び、支持を訴えている。
2004年参院選で民主との野党共闘で初当選した近藤氏と、今月民主入りした直紀氏は、ともに来年が改選期。野党共闘が継続されるか、田中氏がすんなり民主候補となるかが注目されるが、両氏とも「衆院選後に(民主の)国会議員の皆さんと話をしないといけない。時間をかけて接触していく」(田中氏)、「自分のことは総選挙が終わった後に考える」(近藤氏)などと言及するにとどめている。
04年参院選の比例代表で初当選した自民党の水落敏栄氏は、日本遺族会常任顧問として全国各地の遺族会とともに、同党候補の支援に奔走する。
本県には解散後、地元の十日町市や上越市など、主に6区に入り前職をサポート。公示後は所属派閥の領袖で同遺族会会長の古賀誠前衆院議員を支援するため、福岡に張り付いている。全国的に大物前職の苦戦が伝えられる中、水落氏は「一度は政権交代をという、すごい風が吹き荒れている」と危機感をあらわにする。
「本当に厳しい戦いだ。だからこそ筋の通ったことをしておかなくてはならない」と語るのは、自公政権を支持する姿勢を明確にしている改革クラブ代表の渡辺秀央氏。
街宣などでは、昨年たもとを分かった民主党を「政権を取るだけの用意ができていない政党」と批判。唯一、大阪17区に擁立した同クの西村真悟前衆院議員の応援に加えて、旧知の自公前職らの激励のため、全国各地を回っている。
与党に強い逆風が吹く衆院選。同クは本県関係のすべての自公候補を推薦しているが、民主候補を支援してきた地元後援会には戸惑いの声もある。渡辺氏は公示後はまだ本県入りしておらず、「地元ばかり行くと言われてはならない」と、代表としての立場を強調している。
2009年08月26日