新潟アルビレックスBC

[ルートインBCL] 頂点奪還へ「新風」

新主将・纐纈 責任胸に目標「20発」

 球団史上最年少の23歳で主将を任された。打線の中軸に定着し、大きな声とユーモアでムードを盛り上げる入団3年目。「いつどこで野球人生が終わるか分からない独立リーグ。だからこそうつむかず楽しみたい」。プレーと精神、両面でチームの真の柱を目指す。

 「負けが続いて全体のムードも落ち込む悪循環だった」と昨季は苦い経験を味わった。自身はチーム最多タイの9本塁打、同2位の42打点。得点力不足に苦しむ打線の中で奮闘したが「波が大きかった」と責任を感じている。

 今季は20本塁打と高い目標を自らに課す。多く加入した新人野手を気遣い、「楽にプレーできる環境をつくりたい」と重圧を引き受ける覚悟からだ。

 自信はある。オフの走り込みと食事管理で体重を維持しつつ体脂肪率は5%減少。体の切れは増している。草野野手総合コーチの指導で、体重移動など「気付かなかった細かい部分も修正できた」。

 日本人野手として球団初のNPB入りも狙う。「チームも個人も開幕ダッシュを決める」。バットで描く高い放物線が、チームを上昇気流に乗せる。

地元の星 志高く
内野手・山本(松本大・中越高出)
外野手・前川恒(上越高出身)

 本県出身のルーキーは内野手の山本と、外野手の前川恒。地元での活躍を思い描き、日々練習に励んでいる。

 松本大から加入した山本(中越高出)は、ライナー性の強い打撃が持ち味。打球も広角に狙え「ここぞの場面で信頼して使ってもらえるようにしたい。規定打席に立ち、最低でも打率3割」と1年目から結果を求める。

 かつて新潟で主将を務めた清野友二さんが昨夏、松本大のコーチに就任。「選手としても人としても尊敬している」という先輩の影響を受け、独立リーグ挑戦を決めた。背番号は清野さんが付けた「00」から半分もらった0一つ。「まだ追いつけていない」と憧れる背中を、一日も早く越える決意で挑む。

 上越高出の前川恒は、唯一の高卒新人。チームには兄の哲や、高校の先輩の古沢もいる。「目標のNPBに近く、縁のある選手もいる。ここで成長したい」と高い志で仲間入りした。チームでは最年少。「能力が低いのは分かっている。ボールの追い方や送球など、一つ一つ丁寧に学びたい」と謙虚な姿勢は崩さない。

 昨年8月に巨人3軍戦を観戦。纐纈の逆転サヨナラ満塁弾に心を奪われた。「自分もホームランを打てる力を付けたい」。打撃でインパクトを残せるよう、努力を重ねていく。

新加入11人競争激しく

 地元出身2選手を含め、今季は投手4人、捕手1人、内野手4人、外野手2人の計11人が新たに加わり、定位置確保へそれぞれアピールしている。

 レギュラー争いが激しいのが即戦力級の大卒新人が入った内野陣。楠本は打撃の器用さや走塁の判断力が光る。三木は強肩の守備が魅力。樋口は小柄ながら広角に長打を狙える。

 昨季はリードなどに課題を残した捕手陣は、群馬で経験を積んだ宇田川が加入。長打力もあり、競争を活性化させている。

 投手陣は、切れのある直球と多彩な変化球が武器の筑間が左の先発候補。一角に食い込めれば連戦のローテーションが組みやすくなる。速球派右腕の金、ロングリリーフもできる左腕トルスの両外国人にも期待したい。

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