新潟アルビレックスBC

[ルートインBCL] 頂点奪還へ「新風」

加藤博人新監督に聞く 積極走塁先発は3本柱で

 今季からチームを率いる加藤博人監督に、戦い方や指導方針などを聞いた。

-野手は選手が入れ替わり新人が増えた。

 メンバーを固定せず、競争意識を持たせながらやっている。いいと思えば使いたいし、若手にはベテランを脅かしてほしい。

-攻撃重視を掲げている。打撃のイメージは。

 積極的な走塁で次の塁をどんどん狙っていく。中軸は成長著しい纐纈や新外国人ガーナー、ベテラン足立を、できれば固定したい。

 -投手陣の構想は。

 先発は経験のある中西と田村、左の知念で3本柱をつくりたい。基本は完投させるつもり。若い前川哲は中継ぎで、全力で投げさせたい。抑えは最年長の長田を考えている。

 -投手出身だが、育成方針は。

 NPBのスカウトの基準もまずは直球。大胆に腕を振って投げられるようにしたい。変化球は簡単にストライクが取れる球を2種類ほど持ち、どちらかが武器になれば。

 -理想の試合展開は。

 3点が分かれ目。チーム防御率は2点台を目指そうと言っている。打線は3、4点を確実に取れれば勝利を積み重ねられると思う。

 -初めて監督を務める。

 勝敗が全て自分にかかってくる。視野を広げ、早い決断で選手を迷わせないようにしたい。

<かとう・ひろと> 1969年4月29日生まれ、千葉県出身。八千代松陰高から88年にヤクルト入りし、中継ぎなどで活躍して2度の日本一に貢献。近鉄、台湾でもプレーし2002年に現役引退した。通算成績は27勝38敗8セーブ。ヤクルトの2軍投手コーチ、四国アイランドリーグplus愛媛のコーチなどを歴任した。181センチ、81キロ。

NPB出身・草野野手総合コーチら 技術や経験惜しみなく

 今季は監督以外にもNPB経験者が多く加入。ノウハウを生かした指導が期待される。

 野手陣の立て直しを託されたのは、楽天から派遣された草野野手総合コーチ=写真=。球団初となるNPB出身の専任・常勤の野手コーチは「笑顔の赤鬼になる」とアメとムチで選手の力を引き出す。

 ノックなどでは冗談を交えて雰囲気を盛り上げる一方、「ぬるい感じのときは厳しくいく」と決して緊張感は緩めない。「萎縮させずに課題に気付かせるのが大事」と一人一人の目的意識を喚起し、練習の質の向上を目指している。

 小柄だが、若い頃は長距離打者として鳴らした。素振りでバットを前に投げさせるなど独自の練習法を取り入れ「知っている技術は全部伝えたい」と惜しみなく力を注ぐ。

 一方、投手陣は昨季までDeNAに在籍した長田が存在感を発揮。「指導を手伝いたい」と話す36歳の投球術や調整法に、若手も熱い視線を送っている。

 元巨人捕手の加藤健球団社長補佐もスーツ姿でたびたび練習を視察。捕手陣にアドバイスを送り、指導に一役買っている。

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