上越市下門前の「門前にこにこ保育園」が、タブレット端末iPad(アイパッド)を導入し、教育活動に生かしている。園児に遊びを通してIT機器の正しい使い方を学んでもらうとともに、「電子化が進む社会に対応できる大人に育ってほしい」との願いも込められている。

【写真】アイパッドを使った教育活動を楽しむ園児たち=上越市下門前

 保育園を運営する上越市の総合福祉サービス「リボーン」はこれまで、介護関連事業でITを積極的に活用している。

 保育園の教育活動にも応用できないか模索し、「子どもたちが大人になるころにはあらゆるものが電子化されているはず。そういう社会に対応できる人間に成長してほしい」と考え、アイパッドの導入を決めた。

 園ではことし1月、年長児を対象に使い始めた。5月23日には、本年度4回目のアイパッドを使った教育活動が行われた。

 活動では幼児教育向けのアプリを使う。ステンドグラスのイラストのガラス片1枚1枚に色が指定され、その色を身の回りから見つけてアイパッドのカメラで撮影すると絵が完成するという「考える力」などを養うアプリで、園児は2人一組になって指定された色を探しながら園内外を歩き回り、遊具や洋服、動物などの撮影をゲーム感覚で行っていた。

 塚本岳琉(たける)ちゃん(5)は「お友達と鳥やボールを撮って楽しかった」とにっこり。草間美江子・統括園長は「子どもたちが目を輝かせて使っていた。ペアになって仲良く協力し合う姿も見られて良かった」と手応えを話していた。