食物アレルギーがある子どもの親らでつくる燕市の「燕アレルギーっ子クラブ」が6月19日、結成から1年を迎える。会員は集まって情報や悩みを共有し、食事会を開くなどしてきた。子どものアレルギーで悩む親はほかにもいるとし、「気軽に相談して」と呼び掛けている。

【写真】燕アレルギーっ子クラブの会員と子どもがアレルギー対応の料理に挑戦した調理研修会=5月、燕市の市中央公民館

 クラブは昨年6月、代表を務める落合智子さん(44)らが設立した。落合さんは次女にピーナツのアレルギーがあり、誤って食べさせて医療機関に駆け込んだ経験がある。同様の悩みを抱える母親から相談を受けるうちに、食物アレルギーについて広く知ってもらいたいと13人でクラブを結成した。

 主な活動は定例会で、情報交換や相談の場となっている。ほかにも長岡市や新潟市での研修会に参加したり、クリスマス会を開いたり。5月には子どもを交えた調理研修会を市内で開き、乳製品や卵などアレルギーの原因物質が入っていない材料で料理を作った。

 昨年夏には「食物アレルギー対応マニュアルを該当者と共有してほしい」などとした要望書を市に提出し、市と協議を続けている。

 落合さんは「アレルギーを持つ子はいっぱいいる。私たちも泣くような経験をしてきたので、伝えられることがたくさんある」と話す。クラブの会員を増やしたい一方、「相談だけでも」と呼び掛ける。

 6月18日に開く定例会では、初めて会員以外にも周知し、映像や医師の話を通じて食物アレルギーへの対応を学ぶ。

 クラブの会員で、小児科医の水沢一郎医師は「アレルギーのある子の母親は一人で抱え込むケースがある。クラブは医療機関以外で心配事を相談できる場だ。苦労している人がたくさんいることや、病気のことを知ってほしい」と話している。

 18日の定例会は午前10時から燕勤労者総合福祉センターで開く。問い合わせは落合さん、090(3336)9638。