子供たちに安全な遊び場を提供し、地域住民との交流を深めてもらおうと、佐渡市教育委員会が羽茂地区で開く「放課後子ども教室」が2年目を迎えた。「友達と遊ぶ時間が増えた」「子供が身近にいないのでうれしい」とお互いに教室を満喫している。好評を受け、2年目は期間を延長し、実施日も倍増する。

【写真】地域住民と一緒に工作を楽しむ子供たち=佐渡市羽茂本郷の羽茂小

 放課後子ども教室は2016年度に始まり、島内では羽茂地区のみで開かれている。30~70代の住民ボランティア約25人が運営に協力する。羽茂小の1~3年生の希望者を対象に、放課後の約1時間を利用し、縄跳びやかるた、竹ぼっくり作りなどさまざまなレクリエーションに取り組む。

 16年度に実施したところ、「放課後も友達と遊べて楽しい」と子供たちから好評で、参加率は全児童の7割を超えた。ボランティアの住民からも「普段、子供と接する機会がないのでうれしい」などの声が上がった。このため市教委は17年度、回数を16年度の5回から倍増することにした。

 2年目の初回は5月31日に開かれ、児童約60人が参加した。地元の業者が提供した木材を使って、さいころ型のカレンダーを作った。児童はボランティアにデザインなどのコツを教わりながら、思い思いのカレンダーを仕上げた。

 2年の川口駿君(8)は「去年も参加した。友達といろいろなものを作ったり、運動をしたりして楽しい」と笑顔だった。

 ボランティアで、教室の内容を企画する地域コーディネーターも務める本間真穂さん(40)は「家の近くに友達がいない子供も多いので、学校に遊ぶ場所を作れて良かった。子供が楽しめるように工夫していきたい」と語った。

 市教委は運営に協力してくれるボランティアを募集している。問い合わせは羽茂地区公民館、0259(88)2230。