新潟県教育委員会は7月6日、2018~20年度の県立高校再編整備計画を公表した。地元の産業を支える人材を育てるため、19年度に中条高(胎内市)に県内初の「地域産業コース(仮称)」を新設するなど、3年間で11校が学科改編などの対象となる。18年度の募集学級は10月に正式に決まる。

 県教委によると、現在普通科4学級がある中条高は、就職する生徒が比較的多い。地域に県営新潟中条中核工業団地などがあることから、普通科内で就職希望者向けにコースを設ける。希望に応じて工業科目を学んだり、地元企業で実習をしたりできる「総合選択制の高校」にする。

 このほか18年度には、西新発田高の全日制普通科を定時制課程に改組した上で、新発田南高豊浦分校を統合する。阿賀黎明高(阿賀町)に併設されている阿賀黎明中を募集停止とし、同高は町立の2中学校と教育課程の編成や生徒間交流などで連携する県内初の「連携型中高一貫教育」を目指す。上越総合技術高を学科改編し、環境やエネルギー、防災などの分野を学ぶ高校にする。

 19年度には、八海高(南魚沼市)の普通科を現在の1学級から2学級に増やし、科内に福祉コースと体育コース(いずれも仮称)を設ける。現在の家庭福祉科と体育科は募集停止とする。新発田高の理数科内に、医学部への進学を目指す「メディカルコース」を新設する。

 20年度には、三条高にもメディカルコースを設置する。新潟向陽高(新潟市江南区)を単位制の全日制課程に改組。就職者を支援するため、今後カリキュラムを検討するとした。

 計画は、15年度に策定した18~27年度の10年間の中長期再編計画に今春の入試結果などを反映させた。