色とりどりの布地や毛糸、フェルトといった手芸用品が並ぶテーブルを囲み、女性たちが熱心に手を動かしていた。子育て中の手芸ファンらによるグループ「水妻(すいつま)」の活動日。「色の組み合わせがすてき」「かぎ針の動かし方を教えて」。ミシンの音に交じり、明るい笑い声が響いていた。

【写真】裁縫やかぎ針編みなどを楽しむ「水妻」のメンバー=新潟市江南区横越川根町3の「えんでばよこごし」

 会の名は「水曜日に集う手芸妻」の略。「手作り屋りっこ」の屋号で活動し、県内のイベントで布小物などを販売している川勝亮子さん(38)=新発田市=が「子育て中のママたちが、ゆっくり手仕事を楽しめる場をつくりたい」と昨年秋に始めた。毎回7、8人が集まり、おしゃべりと手芸のひとときを過ごす。

 川勝さんと会を立ち上げたのが、新潟市南区のかぎ針編み作家竹内智子さん(33)と阿賀野市の羊毛フェルト作家松崎愛美さん(35)。3人とも1歳~12歳の子どもの母親だ。「子どもの喜ぶ顔を思い浮かべて手を動かすのは楽しい」と声をそろえる。

 子育てをきっかけに手芸を始める人も多いという。参加者は、それぞれ子ども服や布製のおもちゃなど、思い思いの品を作る。子育てに関する情報交換の場にもなっている。

 会場には、小さな子どもが遊べるキッズスペースや赤ちゃんを寝かせられる畳コーナーもある。江南区の農業、宇野陽子さん(26)は長女の木乃香ちゃん(1)を連れて訪れた。「乳幼児連れでも安心して参加できる。裁縫の基本を気軽に学べる場があるのはうれしい」

 川勝さん、竹内さん、松崎さんの3人は、会場内で初心者らに有料で手芸を教える「ワンコイン講座」も開いている。川勝さんは「ボタン付けや裾上げの仕方、入園入学グッズの作り方など気軽に相談してほしい」と話している。

<水妻-水曜日に集う手芸妻-> 新潟市江南区横越川根町3の「えんでばよこごし」で毎週水曜午前10時~午後3時に開いている。参加無料。ワンコイン相談会は1回500円。問い合わせは「えんでばよこごし」、025(250)7810。