新潟県は8月9日、口の中や手足に発疹が出る「手足口病」が、比較できる統計が残る1999年以降、県内で最大の流行になったと発表した。患者数は7月31日~8月6日の1週間で1医療機関当たり21・21人で、警報基準の5人を大きく超える状態が続いている。県は保育所での集団感染が目立つとして、手洗いなどの徹底を呼び掛けている。

【写真】手足口病にかかった子ども。足に赤い発疹ができている=2013年7月、新潟市中央区

 これまで最も流行が拡大したのは2013年で8月中旬のピーク時には1週間の1医療機関当たり患者数が21・03人だった。今年はこれを上回っており、流行がさらに拡大する可能性がある。県は7月10~16日に警報基準を超えたため、同19日に警報を出し、現在も警報は継続している。

 7月31日~8月6日の患者数を地域振興局管内別にみると、上越が46・00人で最多。魚沼35・00人、新発田26・60人、長岡24・13人、南魚沼20・50人と続き、新潟市保健所管内は19・06人。県内12の地域振興局管内全てと新潟市保健所管内で警報基準を上回っている。

 手足口病は乳幼児を中心に例年7~9月に増え、ウイルスを含む唾液や便などを介して感染する。県健康対策課は、家庭で子どもの世話をする親への感染にも注意が必要と指摘。「予防に有効な手洗いを徹底してほしい」としている。