食育指導士として活動する燕市の霜鳥英梨さん(55)が、食をメインにした絵本の出版社「おむすび舎」を設立し、第1弾となる絵本「いのちのたべもの」を4月26日に発売した。霜鳥さんは「体は食べたものでできているという当たり前のことを、子どもも大人も実感できる絵本をつくっていきたい」と話している。

 霜鳥さんは子育てが一段落した40代半ばから、地元の幼稚園や小学校などで食育指導士の活動に取り組む。食についての正しい知識を身に付けてほしいという思いが強まり、「絵本と食育を結びつけてみよう」と2016年3月に出版社を設立した。

 霜鳥さんの構想を元に、絵本作家の中川ひろたかさんが文を、クレヨン画家の加藤休ミさんが絵を担当。買い物に出掛けた男の子と母親の会話を通じて、身近な食べ物への興味を広げるストーリーになっている。

 菓子をたくさん食べてはいけない理由など、食育活動の場でよく出る話題を物語に取り込み、みずみずしく迫力のある絵とともに分かりやすく伝えている。

 今秋には第2弾として、コメを題材に地産地消の大切さを訴える絵本を出版する。霜鳥さんは「絵本は誰かと一緒に楽しめ、何度でも読み返すことができるのがいい。ぜひ手にとってほしい」と話している。

「絵本を通じて子どもたちが健やかに育つ環境をつくりたい」と語る霜鳥英梨さん=新潟市中央区の新潟日報メディアシップ

 A4変型判で1400円(税別)。刊行を記念し、絵本作家の中川さんらによるトークイベントもある。

 5月2日(火)午後7時は新潟市中央区医学町通2の北書店(参加費500円)で、3日(祝・水)午後2時は同区女池南3のEISHINDO BOOKS S.H.S鳥屋野店(無料)で開催。問い合わせは「おむすび舎」、090(3144)9513。