新潟日報カルチャースクール

きょうみの扉(メディアシップ教室講師紹介)

『組紐』

今泉鳳敬さん

受講者の脇で分かりやすく教える今泉鳳敬さん(右)

糸から一本一本模様多彩

 カランカランと糸玉がぶつかる音が響く。「次に玉を置く場所はどこでしたか?」。講師の今泉鳳敬(ほうけい)(本名・敬子)さん(78)が受講者に問い掛ける。手を止めて迷っている人には、自らやってみせる。受講者同士が、褒め合ったり、相談したりしながら取り組む。
 組み紐(ひも)は糸を巻いたいくつもの糸玉を台の上で位置を変え、交差させ、一本の紐を組み上げる。模様や太さも多彩で、技術を使って作られる代表的なものに着物の帯締めがある。「糸玉の数や配置の仕方で模様は数限りなくできるのが面白い」と話す。
 今泉さんが組み紐を始めたのは約40年前。教室を開いていた知り合いに誘われ、助手をしながら学んだ。「子育てもしていたし、注文も受けて作っていたので一生懸命でした」と振り返る。10年ほど前に新潟市にあった教室を引き継いだ。メディアシップでの講座は、当時から通う人も多く、「お互い先生でもあり生徒でもあるような感じ。好きなことを言い合っています」と笑う。
 組み方の種類別に手順を書いたものもあるが、今泉さんは受講者一人一人が作りたいものの見本を作る。「図面を見ただけでは分からないから」と言う。講座ではネックレスやベルトなどアクセサリーに挑戦する人もいる。「若い人にもぜひやってほしい」と話す。

2015年2月26日新潟日報夕刊より

受講者の声

入沢セツ子さん

さまざまな組み方があるので面白い。手作りだと一本として同じものができないのも魅力。知人にあげると喜ばれます。

横山久美子さん

自分で作った帯締めで着物を着るのがうれしい。受講者同士でアドバイスし合いながら楽しく作れる教室です。

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