新潟日報カルチャースクール

きょうみの扉(メディアシップ教室講師紹介)

『カリグラフィー』

中山幸子さん

受講生の机を回ってアドバイスをする中山幸子さん(右)

専用ペンで西洋の“習字”

 しんと静まりかえった教室。受講生が慎重にペンを紙に走らせる。「この線は角度が足りないね。でもこっちの線はすごくいい」。講師の中山幸子さん(60)がアドバイスする。
 カリグラフィーはアルファベットなどを専用のペンで美しく書く手法だ。「いわば西洋の“習字”です」と中山さん。6世紀ごろ、キリスト教の牧師が聖書を書き写す際に飾り文字を使用するようになったのが始まりという。
 先端が平らな専用のペンにインクを付けて、緩急を付けて独特な文字をつづる。書体は丸い印象の「イタリック」、角張った「ゴシック」などさまざまな種類がある。
 中山さんがカリグラフィーと出合ったのは約15年前。習っていた押し花に使う装飾の一つとして勉強を始めた。東京の講座に通い、10年ほど前に「日本フレンズ・オブ・カリグラフィー協会プロフェッサー」の資格を取得。加茂市の自宅など県内4カ所で教室を開いている。
 受講生の中には、贈り物に相手の名前をカリグラフィーで書いて贈る人もいる。「文字だけで華やかさを出すことができるので、プレゼントすると喜ばれます。最初は練習が大変ですが、慣れてくると奥が深くて楽しいですよ。その人らしい字が書けるようになります」と話す。

2015年3月26日新潟日報夕刊より

受講者の声

乙川明美さん

おおらかな先生のおかげで、とても楽しい教室です。文字の書き方を具体的に分かりやすく教えてもらえるので、勉強になります。

加藤さきえさん

クリスマスカードの書き方など、日々使える手法も教えてもらえます。受講者同士で作品を見せ合うなどして楽しんでいます。

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