新潟日報カルチャースクール

きょうみの扉(メディアシップ教室講師紹介)

『自然を感じられる寄せ植え』

加藤文子さん

美しい作品の仕上げ方や手入れのこつを説明する加藤文子さん(中央)

受講生が作った寄せ植え

「小さな庭」に四季を表現

 素朴で控えめな美しさが魅力の山野草を組み合わせ、四季の移ろいを表現-。野山に自生する草木を鉢にバランスよく植え、「小さな庭」を作り上げる。
 講座では、葉が芽吹き始めたオトコヨウゾメ、淡い朱色の花が咲くクサボケなど、春を感じさせる素材4種を使用。どこから見ても美しい作品を制作するため、丸鉢を用いた。
 講師の加藤文子さん(67)は「根が固まると木の形が変わる。それも面白いんですよ」と受講生にアドバイスをする。
 草木の位置を決めたら針金で固定し、土をさらに盛る。乾燥を防ぐため、コケで土の表面を覆えば、野趣に富む「庭」の完成だ。
 加藤さんの本業は植木販売。13年前から寄せ植えも手掛けた。講師を務めるようになって3年目。教室では草木の特徴、水や肥料の与え方、手入れの方法なども教える。
 教室では、四季を通じて楽しめる和の草木を用意する。毎回メーンになる「主木」のほか、3種類ほどの素材を使う。配置の仕方で人それぞれの個性が出るという。加藤さんは「服のコーディネートと同じで、組み合わせやバランスを考える。自分自身が楽しいと思うことが大事」と話す。
 1回の教室で1作品が完成する。数年ごとに植え替えをして手入れをすれば、長く楽しめるのだそうだ。

2015年4月30日新潟日報夕刊より

受講者の声

40代女性

もともと草花を育てるのが好きで、ガーデニングをやっていました。毎日の暮らしの中で気軽に「和」の雰囲気を楽しみたいと思い、習い始めました。寄せ植えには、独学ではできない技があると感じます。季節を感じることができるのが魅力ですね。

70代女性

さりげない美しさがある野の花が好き。育て方や植え方の勉強にもなります。できあがった作品は、自宅の外に置いて楽しんでいます。自分一人でやるには材料をそろえるのが大変。次の教室ではどんな草木を使うのか、毎回楽しみにしています。

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