新潟日報カルチャースクール

きょうみの扉(メディアシップ教室講師紹介)

『名曲を歌う』

佐野利津さん

声の出し方を説明しながら受講生を指導する佐野利津さん

正しい発声で気持ちよく

 受講者のよく伸びる歌声が部屋に響き渡る。講師の佐野利津さん(53)は「喉を上げて、目を上げて歌いましょう」と具体的に歌い方を指導する。
 講座では、正しい発声法を学び、日本や世界の名曲を歌うことを目標にしている。1時間半の講座のうち、最初の30分は発声練習をする。特に佐野さんが細かく指導するのは「筋肉の使い方」。歌う時に必要な腹筋などを意識するように説明し、正しい姿勢で発声できるように指導するのが特徴だ。
 残りの1時間は独唱曲を3、4曲練習する。シューベルトの「菩提(ぼだい)樹」や、山田耕筰の「からたちの花」など、名曲に挑戦している。新しい歌を歌う前に、曲ができた時代背景や作曲家、作詞家の思いを解説する。曲を理解した上で歌うことを大事にしているからだ。
 佐野さんは武蔵野音大声楽科を卒業。声楽家としてオペラのアリアや歌曲を歌うコンサートに出演するほか、約30年前から新潟市の自宅で声楽を教えている。ほかにも市内2カ所のカルチャーセンターで、ボイストレーニングの教室も行っている。
 佐野さんは「正しい発声方法で歌うと、とても気持ちがいい。歌の歴史を大事にして、気持ちよく歌えるようになってほしいです」と話していた。

2015年6月25日新潟日報夕刊より

受講者の声

石井信子さん

今まで歌ったことがある歌でも、歌の背景について教えてもらえるので理解が深まります。教室の雰囲気も和やかで、楽しく歌っています。

加藤洋子さん

歌を歌っていると、日常を離れて別世界に行ったような気持ちになって、とても楽しいです。日本や外国のいろいろな音楽に触れることができ、勉強になります。

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