新潟日報カルチャースクール

きょうみの扉(メディアシップ教室講師紹介)

『やさしい写真』

家塚和彦さん

受講生の写真作品を見てアドバイスする家塚和彦さん

自由に撮影講評和やかに

 「水色が鮮やかで、夏向きの良い写真ですね」。講師の家塚和彦さん(70)は受講生が撮影してきた写真1枚1枚にコメントする。講評を受けた受講生は「きれいなステンドグラスを見つけたので撮った」と楽しそうに撮影の経過を話した。講師と受講生との距離が近く、講座は和やかな雰囲気で進んでいく。
 受講生は初心者が中心。講座のためにカメラを購入した人も少なくないという。講座では細かい技術指導は行わない。それぞれ好みの被写体を撮ってきてもらい、スクリーンに映して構図などをアドバイスする。受講生同士が作品を披露し合って、お互いに高め合おうとの狙いもある。
 家塚さんは新潟フジカラーの写真教室で10年以上講師を務めた。それまでは同社でプリント一筋三十数年の技術者だった。写真と向き合うプリントの職人仕事と違い、人とのコミュニケーション能力が問われる講師の仕事に最初は戸惑った。しかし今では「写真を通じて得られる人との縁は掛け替えがない」と感じる。
 初心者は中・上級者と違い、最初から敷居を高くしてしまうと長く続かないという。「写真に親しんでもらうため、専門用語をあまり使わないで説明するようにしている。楽しんで写真を撮影し、好きになってもらうのが目標」と語る。

2015年7月16日新潟日報夕刊より

受講者の声

青木紀行さん

地域の文芸誌サークルに所属している。参加者が作品を講評する合評会の様子を撮影する担当になった。しかしうまく撮ることができず悔しかったので受講を決めた。明るさの調整や焦点の合わせ方を参考にして、次の合評会では上手に写真を撮りたい。

菅井せつ子さん

写真は手軽に始められる趣味だと思い受講を決めた。構図のつくり方や被写体の選び方などたくさん考えなければいけないことがあると分かった。先生が「写真はその人の考えや感性を表すものだ」と話し、感銘を受けた。これからも気長に写真を撮り続けたい。

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