新潟日報カルチャースクール

きょうみの扉(メディアシップ教室講師紹介)

『洋服・和服アイデアリフォーム』

久保田れい子さん

談笑しながら受講者に手本を見せる久保田れい子さん(中央)

受講生が着物や古布から作ったかばん

捨てずに楽しく再利用を

 「先生、布が2センチ余っちゃう」「ここは三角に切ってもいいですか」。古着のリフォーム作業で生徒から次々と質問が寄せられる。講師の久保田れい子さん(65)は各テーブルを回りながら、「寸法をちゃんと合わせれば大丈夫ですよ」と丁寧に答える。
 サイズの合わなくなった洋服や、たんすに閉まったままだった着物が個性的なワンピースや小物入れなどに生まれ変わる。「授業では、みんなの意思を尊重しています」と話す。
 さまざまな柄の布をパッチワーク風にあしらったシャツ作りに励む女性の周りには多くの生徒が集まる。「すてきな生地を集めたね」「センスがいい」と感想が飛び交った。
 家で一人作業をしているよりも、教室に来てみんなからアドバイスをもらうと「大胆に作業ができる」と生徒たちは話す。
 もともと専門学校で洋裁の講師や、デパートなどで服を直す仕事をしていた久保田さん。多くの家庭で親から譲り受けた着物が捨てられてしまったり、たんすの肥やしになったりしていることを知り、この講座を開いた。
 ものがあふれる時代。捨ててしまうのは簡単だが、リフォームの楽しさを知ってほしいと願う。「日本人が着てきた着物の絹や麻の肌触りの良さを再確認してほしい」

2015年10月15日新潟日報夕刊より

受講者の声

阿部久美子さん

母から着物をもらったが、着る機会がなかった。教室でリフォームして、自分の体形や好みに合うものを作りたいと参加した。先生は生徒の性格をよく理解していて、洋服を作ったことのない私にも、根気よく丁寧に教えてくれる。

市川みつえさん

中学校以来の裁縫。道具の使い方から教えてもらい、童心に返って楽しんでいる。着物の帯から作ったかばんは、ミシンの縫い目に自分らしい個性が出て気に入っている。今はワイドパンツを作っていて、出来上がるのが楽しみ。

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