新潟日報カルチャースクール

きょうみの扉(メディアシップ教室講師紹介)

『イタリア暮らしを楽しもう』

大橋健一郎さん

受講者と食事を楽しみながらイタリアの食文化について語る大橋健一郎さん(中央)

食や音楽で“本場”を体験

 「キタッラ」と呼ばれ、生地を専用の器具で細長く切り落として作るパスタに受講者の声が弾んだ。「初めて聞く名前のパスタを頂けるなんて」。この日は新潟市中央区のレストランで、ランチを楽しみながらイタリアの食文化について学んだ。
 おいしい料理に話も尽きず、講師の大橋健一郎さん(44)が「会話を楽しむあまり、1皿食べ終えるのに最低でも30分はかかると言われる」と紹介した「本場の食卓」さながらの時間となった。
 イタリアの絵画、版画を中心に扱う画商の大橋さん。2011年まで勤めていた都内の企画会社では2年間、ミラノ駐在を経験し、日本の現代美術家を現地に売り込む展覧会の企画や美術雑誌の編集、取材に当たった。今も買い付けなどのため頻繁に渡航しているという。
 これまでの講座では「イタリアで活躍した日本人美術家」「イタリアで今、人気のある音楽」などを紹介した。受講者から「イタリア暮らしの臨場感があった」と好評だったのは、インターネット電話「スカイプ」をシチリア島の大橋さんの知人女性とつないだときだった。中継動画とともに、女性の自宅や町での日常生活を紹介してもらった。
 大橋さんは「なるべく『体験』を通じ、イタリアへの興味や知識が深まるようにしたい」と話している。

2015年10月29日新潟日報夕刊より

受講者の声

田村いづみさん

3年前に1週間のイタリア旅行をした。気候や食事、町の雰囲気などがとても好みに合って、ますます好きになった。講座は、イタリアの日常的な暮らしをいろいろな角度から知ることができる。毎回、新しい発見があって楽しい。

尾崎美智子さん

昔、イタリアの映画がよく上映されていて、それを見て以来、ファッション、音楽、食などイタリアの文化にずっと興味や憧れがあった。講座で話を聞くうちに、一度は実際に行ってみたいという気持ちが高まっている。

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