新潟日報カルチャースクール

きょうみの扉(メディアシップ教室講師紹介)

『きもの着付教室』

島倉陽子さん

受講生に着付けをアドバイスする島倉陽子さん(左)

普段着も礼装もきれいに

 「時間がたつと、半襟が着物に隠れてしまうんです」。鏡の前で訴える受講生に講師の島倉陽子さん(64)が歩み寄る。「クリップやひもを適切な場所に使うことが大切。止める位置は個人で違うから、自分の体で覚えるしかないんです」。島倉さんが実演しながら語り掛けると、受講生たちが納得したようにうなずいた。
 受講生は各自で着物や帯を持参。島倉さんは一人ずつきれいに見えるポイントのほか、小物の使い方や帯の結び方などを教える。中には、母親から譲り受けた着物を持ち寄る人も。島倉さんは「こうして世代を超えて着られるのが着物の魅力ですね」とほほ笑む。
 受講生は初心者が中心だが、年齢は幅広い。足袋や下着の着け方といった初歩から始め、普段着の着付け、ゆくゆくは礼装までできるようになるという。
 教室では実技だけでなく、テキストを使って着物の種類や素材も学ぶ。季節や行事に応じた着物の選び方などもアドバイスし、受講生に好評だ。
 島倉さんは10代から着付けを学んだ。20代前半から新潟市万代地区で教え、40年以上。自身も外国旅行では必ず着物を持参する。好評を得るたび、着物文化の良さを実感するという。「若い人にも、もっと着物に親しんでもらいたいですね」と語る。

2015年11月5日新潟日報夕刊より

受講者の声

立川優香さん

着付けを習っていた母の影響で始めました。季節によってさまざまな着付け方を教えてもらえて飽きません。着物は基本を覚えれば、自分でアレンジして楽しめるのが魅力。お祭りの時などには自分で好きなものを合わせて着ています。

池乗愛子さん

何か趣味を見つけたいと、以前から興味があった着付け教室に飛び込みました。先生が親切に教えてくださるし、若い人もいて和気あいあいと楽しんでいます。あまり着る機会がない着物ですが、教室では着られるので楽しみにしています。

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