新潟日報カルチャースクール

きょうみの扉(メディアシップ教室講師紹介)

『クラシックを歌おう』

箕輪久夫さん

指揮しながら優しく歌い方を指導する箕輪久夫さん

名曲の魅力伝えるサロン

 声楽の練習曲「コンコーネ」をピアノに合わせて歌う伸びやかな声が響く。「もっと背中で息を吸うようなイメージで」。講師の新潟大名誉教授箕輪久夫さん(80)が、柔らかい動きで指揮しながら受講生に呼吸法などを教えた。
 教室では、発声の基礎のほか、イタリアの古典歌曲やシューベルトなどのドイツ歌曲を習う。箕輪さんは「世界には100年以上歌い継がれているクラシックの名曲がたくさんある。魅力を伝えたい」と話す。
 全員で練習曲を歌った後、受講者それぞれが選んだ曲を順番に歌い、箕輪さんからアドバイスを受ける。最後にその日に渡された曲の楽譜を見ながら音源を聞き、全員で歌うのがおおまかな流れだ。「誰でも人前で歌うのは緊張するが、初心者でも練習を重ねるうちに声が出るようになる」という。
 箕輪さんは東京芸術大卒業後、直江津高校(当時)の教員などを経て新潟大で約30年間、声楽を指導した。現在も新潟市内の合唱団などで精力的にタクトを振っている。
 箕輪さんは教室で発声法だけでなく、曲に込められた作曲者の思いや背景なども要所で教える。箕輪さんは「技術的なことを学ぶだけでなく、クラシックの魅力に触れるサロンのような場にしたい。気軽に来てほしい」と笑顔で語った。

2015年11月26日新潟日報夕刊より

受講者の声

高宮かおりさん

以前から声楽にあこがれていて4月に入った。ピアノは習ったことがあるが、声楽は初めて。先生の指導が的確で、自分の力を引き出してもらっていると感じる。高齢者施設などで、ボランティアで歌えるぐらいまで上達したい。

竹中さとみさん

「第九」のコンサートで箕輪先生の指導を受けた縁で受講している。毎回いろいろ曲を習うことができて楽しい。県内の声楽界を引っ張ってきた箕輪先生から直接、少人数で教えてもらえるのは貴重だ。アドバイスの一つ一つを吸収したい。

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