新潟日報カルチャースクール

きょうみの扉(メディアシップ教室講師紹介)

『日舞』

西崎美之輔さん

扇子を手に踊りの所作を指導する西崎美之輔さん

気持ち良く踊るのが一番

 「立って回りながら扇子を開く」「胸元をなで下ろして」。カセットデッキから曲が流れる間、講師の西崎美之輔さん(60)の声が途切れることはない。「自分がどうやって教わったら覚えられるのか考えたんです」と朗らかに話す。
 教室では分かりやすいよう、西崎さんが日本舞踊の振り付けを全て口頭で説明し、受講者と共に踊る。この日は相川音頭など6曲を踊った。「だいたい大丈夫ですね」との西崎さんの評に、受講者たちはほっとした表情を見せた。
 振り付けを多少間違えても、受講者の名前は呼ばずに「左足、左足」と注意する。「習い事は気持ち良く来て、気持ち良く帰るのが一番。苦痛になるのはよくない」がモットーだ。
 西崎さんは5歳の時、母が通っていた日舞教室に付いて行ったことがきっかけで踊りを始めた。物心がついたころにはよく踊っていたという。小学校では「女の子みたい」とからかわれたこともあったが、「全然気にしなかった。そのくらい踊ることが楽しかった」と振り返る。24歳で師範資格を取得し、一時は稽古場を開設するなどして踊りを教え続けてきた。
 稽古の始めと終わりには全員が床に手を付いてあいさつをする。「礼儀作法も身に付きますから、お子さんにもぜひ来てもらいたいですね」と柔らかくほほ笑んだ

2015年12月10日新潟日報夕刊より

受講者の声

伊藤雪子さん

先生から30年近く日舞を教わっています。踊りも上手で、細かく教えてくれるんです。日舞は頭から足の先まで動かすので、全身汗をかいていい運動になります。振り付けを覚えようとするから頭の体操にもなりますよ。

関八重子さん

振り付けを言葉で教えてくれるので本当に分かりやすい。座る部分も「足が痛ければ立ったままで」と優しく言ってくれるので、みんな続けられるんだと思います。前に習った踊りも忘れないよう丁寧に繰り返し指導してくれます。

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