新潟日報カルチャースクール

きょうみの扉(メディアシップ教室講師紹介)

『「美味しい」って何? ワインから学ぼう』

山田雄一さん

ワインの楽しみ方を教える山田雄一さん

味わいの背景深く楽しく

 「きれいな色ですね」「素晴らしい香りだ」。2013年産のブドウを使ったオーストリアのワインを試飲し、受講生が思い思いに感想を口にした。
 続いて講師の山田雄一さん(45)がワインの特徴を解説。「寒い場所で育ったブドウなので、酸味や渋みがあります」。味わいの背景を聞き、受講生は納得の表情を浮かべた。
 講座では1回に5、6種類を試飲する。山田さんはブドウの産地や気候、醸造方法などを挙げ、味覚の理由を分かってもらうよう心掛ける。「感覚だけだと好き嫌いで終わってしまう。例えば酸味はブドウ由来なのか、醸造によるのかといったことを理解すれば、より深く楽しめる」と語る。
 山田さんは20代でワインの魅力に引き込まれてソムリエの資格を取得。レストランなどで経験を積み、3年前にワインバー「ヴァン オクターヴ」(新潟市中央区東大通1)を開いて魅力を伝えている。
 しっかりと学びつつも、一番の目的は楽しむこと。味わいについて語り合い、互いのつながりが生まれる。山田さんは「ワインはみんなでわいわいと話したくなるお酒。多くの人に楽しんでほしい」と語った。

2016年1月28日新潟日報夕刊より

受講者の声

大橋敏秀さん

味について分析しながら飲むことで、なぜおいしいのか分かってきた。ブドウの産地による味の違いなど、知識が得られる。受講生の世代がばらばらなのに、和気あいあいとした雰囲気が生まれているのもワインの持つ力だと思う。

印銀(いんぎん)清佳さん

役立つ知識を分かりやすく教えてもらい、ワインの本質が分かる講座。選ぶ際のヒントにもなる。「敷居が高い」「日常的なものでない」というイメージが変わった。自分の好みを知ることができ、ワインが今までより好きになった。

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