新潟日報カルチャースクール

きょうみの扉(メディアシップ教室講師紹介)

『身近な漢方に親しむ』

須永隆夫さん

受講者に漢方薬の効果などを説明する須永隆夫さん

植物の力を分かりやすく

 「中性脂肪と悪玉コレステロールに効く漢方はありますか?」。講座の参加者からは、身近な症状の質問が講師の須永隆夫さん(69)に向けられる。須永さんは漢方医学の歴史や病気、けがなどの症状に合った漢方治療の進め方などを説明するとともに、生活習慣もアドバイスする。
 講座では、畑や庭などで季節によって見ることができる身近な植物を持って来て、参加者にその植物がどのような効果があるかを説明する。この日は、ビワの葉とヨモギなどを持ってきた。
 須永さんは「ビワの葉はせき止めや、胃の調子を整える」と効果を説明。「葉の裏には細かい毛があり、4、5枚使って、水で煎じて飲んでほしい」と述べた。
 参加者は、須永さんの説明にメモを取ったりビワの葉を手に取ったりして、興味深く耳を傾けていた。
 須永さんは、新潟市東区の木戸クリニックの所長を務める。漢方薬を中心に治療する漢方内科を担い、難病や重症患者の治療も診療する。新大病院や木戸病院などで約40年前から漢方治療に取り組んできた。
 「講座を受講した人が、かかりつけの医師から漢方を処方された時に自分の体にどのような効果があるのか、関心を持つきっかけにしてほしい」と語った。

2016年3月17日新潟日報夕刊より

受講者の声

佐藤靖子さん

子供のころ両親や祖母から具合が悪くなると生薬を煎じて飲ませてもらうなどしていたので、以前から漢方に関心があった。漢方ばかりに頼らず生活習慣と食生活を見直すことも大切と須永先生の言葉を守って、健康維持に努めたい。

加島純子さん

漢方に興味を持って参加しました。毎回漢方の説明を分かりやすく教えてもらい楽しく学んでいる。漢方は難しい印象だったが、身近にある植物が多く使われ、親近感が持てた。今後、病気になって薬が必要な時は漢方薬を使ってみたい。

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