新潟日報カルチャースクール

きょうみの扉(メディアシップ教室講師紹介)

『箏曲』

高橋理香さん

声に出してリズムを取りながら、箏の指導をする高橋理香さん(右)

心ほぐす音色幅広い曲で

 2台の箏(こと)が向かい合う教室で、講師の高橋理香さん(53)が受講者と心地よい音色を奏でる。「少し音程を上げて」。音楽の流れに合わせて歌うように、優しい声で指導する。
 講座は30分間の個人指導。プロの講師と向き合う空間は一見緊張しがちに思えるが、通い始めて間もない受講者からも笑顔があふれる。高橋さんは「音楽は心をほぐす一つのツール。楽しむ雰囲気を大切にしている」と語る。
 高橋さんは10歳のとき、箏を始めた。以来この道一筋約40年、箏の世界に身を置く。出身地の山形県三川町で教室を持っていたが、結婚を機に加茂市に引っ越した。今は三川町の教室と行き来する日々を送る。多忙な毎日だが、「箏が大好きなので、つらいと感じたことはない」という。
 講座では、弦のはじき方のこつなど基本的な内容だけでなく、古くから親しまれる箏の歴史なども伝える。練習のテーマ曲も幅広い。この日は70代の女性が、歌手の平原綾香さんの代表曲「Jupiter(ジュピター)」を練習する一方、9歳の小学3年生は平安時代の流行歌の今様(いまよう)に取り組んだ。
 高橋さんは「箏だからと肩肘を張らずに、楽しむことが上達への第一歩」と話す。誰でも夢中になれる30分だ。

2016年3月31日新潟日報夕刊より

受講者の声

伊藤あすかさん

小学校の同級生に箏を習っている人がいないので珍しがられる。高橋先生はゆっくりと優しく教えてくれるので、分かりやすい。いろいろな音色を楽しめるのが箏の良さ。先生はそれに合う練習曲を選んでくれる。

相馬弘子さん

箏の音色が好きで通い始めた。高橋先生とのお話が楽しくて、毎回指導の時間が待ち遠しい。楽しいだけでなく、しっかりと技術の指導をしてくれるのでメリハリのある30分だ。生活に張りが出るので、これからも通い続けたい。

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