新潟日報カルチャースクール

きょうみの扉(メディアシップ教室講師紹介)

『畑はタカラ、地産地消のフランス料理』

森本節生さん

料理を実演する森本節生さん(右)。飾り気のない人柄で受講生に慕われている

「プロの技」見て味わって

 「作らない」料理教室だ。受講生は講師の森本節生さん(63)の手元を見詰め、言葉をレシピに書き留めていく。
 万代シルバーホテル(新潟市中央区)の総料理長を務める森本さんが教えるのは「お客さまに出すのと同じレベルの料理」。毎回、旬の野菜のスープとメインディッシュを指導するが、野菜の下ごしらえなど手間のかかる作業はホテルの厨房(ちゅうぼう)で済ませ、教室では料理のポイントを解説しながら、盛り付けまでを実演している。
 「さすが、良い手つきですね」「良い色に焼けているわ」。プロの技に触れた受講生から感嘆の声が漏れる。
 森本さんは家庭用にアレンジしたレシピを使わない。「本物の味を知らなければ料理は作れない」という持論があるからだ。「ここは食べるのを頑張る講座なんだよ」と笑って話す。
 ただ、メインの肉に添えるジャガイモのローストは「オーブンがなければレンジでチンしてフライパンで炒めて」、スープのだしは「固形ブイヨンでいいです」などと、家庭で調理する場合の説明も付け加える。
 熊本県出身。おいしいものを食べるのが好きで「西洋料理を勉強したい」と料理人を志してから約40年。「新潟は北から南まで、さまざまな味わいの食材に出合える」と本県の魅力を語る。「今後も新潟の食材を使ったメニューを提案したい」と意気込んでいる。

2016年5月12日新潟日報夕刊より

受講者の声

松田幸子さん

本格的で伝統的なフレンチを習いたいと通い始めました。家庭にある鍋やフライパンで作る場合のこつも教えてくれるのがいいですね。試食も楽しみです。先生のお料理は優しい味がするんですよ。お人柄がよく分かります。

長谷川千代美さん

3年前の開講当初から通っています。シェフの直接指導を受けられて、ホテルのランチのようなお料理をいただけるのが魅力です。ジャガイモやカボチャ、カブなど、教わった季節の野菜を使ったスープは家でもよく作ります。

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