新潟日報カルチャースクール

きょうみの扉(メディアシップ教室講師紹介)

『真向法』

池田琢弥さん

受講生一人一人の動きを確認しながら指導する池田琢弥さん

健康体操頑張りすぎずに

 受講生がマットの上で正座をして、上半身をゆっくりと後ろに倒していく。「痛い、痛い」「運動不足だな」という声が上がると、講師の池田琢弥さん(68)が「無理はしないで。頑張りすぎるより続けることが大切」と呼び掛けた。
 真向(まっこう)法は約80年前、脳出血で半身不随になった福井県の実業家が回復を目指して考案した健康体操。座ってできる動作で股関節を中心にストレッチし、硬くなった筋肉を伸ばして関節の動きをよくするのが狙いだ。池田さんは「足腰を鍛えて転倒防止や姿勢の改善、血流をよくする。若者から高齢者まで年齢を問わず役立ちます」と話す。
 基本的な体操は四つ。例えば足の裏を向かい合わせるように座って背中を真っすぐに上半身を前に倒す。続いて脚を真っすぐに伸ばした状態でつま先をしっかり上に向けて前屈するなど順にこなしていく。倒すときは息を吐き、戻すときは吸うのがポイントだ。
 動作は簡単なものの、最初は正座がきつかったり、前方に体を倒すのに苦労したり。受講生からは思わず苦笑いも漏れるが、教室は穏やかな雰囲気。補助の講師も受講生に付き添い、動きを助ける。「無理や競争は禁物。健康という目標を持ちつつ、体を動かして心も豊かに笑顔を増やしましょう」。池田さんはにこやかに語り掛けた

2016年5月19日新潟日報夕刊より

受講者の声

石田寿美さん

腰が悪く、体調が優れないので体を動かそうと始めました。自宅で1人でやるのは何となく気力が湧かないけれど、ここに来ると頑張れます。みんなで和気あいあいとやるのが楽しみ。動きが激しくないので取り組みやすいですね。

五十嵐信昭さん

体が硬く最初は正座も大変だったのですが、3カ月でできるようになりました。足首が柔らかくなり、歩いたり走ったりが楽です。ゴルフのスイングも楽ですよ。病気で2年間休みましたが、こつが身に付いていてすぐに戻れました。

バックナンバー