新潟日報カルチャースクール

きょうみの扉(メディアシップ教室講師紹介)

『箏曲』

杉浦順子さん

受講生にマンツーマンで箏を教える杉浦順子さん(奥)

一対一で指導 魅力伝える

 向かい合って並べられた2張りの箏(こと)。講師の杉浦順子(よりこ)さんと受講生が優雅な音色を奏でる。「もっとおなかに力を。背筋を伸ばして」。受講生の額に汗がにじんだ。杉浦さんは「箏の演奏は全身を使うから、みんな大汗をかいて帰る」と笑った。
 講座は初心者が30分、経験者が45分。いずれもマンツーマンで行う。受講生の要望はもちろん、手の形や座高といった身体の特徴もつかんだ上で、最もふさわしい内容を指導する。「演奏時の姿勢や音程などを意識できるようになった」と経験者からも好評だ。
 杉浦さんは9歳の時に箏を始めた。正派音楽院本科音楽科などを経て、1981年に当時珍しかった箏のリサイタルを新潟市音楽文化会館で開いた。現在は新潟や東京などで演奏活動を行い「心を揺さぶる音楽」を追求している。その傍ら、新潟大邦楽部で指導も行っている。
 指の使い方や楽譜の読み方といった基礎はもちろん、希望すれば難しい曲も指導する。「曲の美しさを味わってほしい」と、レッスンでは古典から現代まで厳選した名曲を扱う。
 経験者から初心者まで広く受け入れ、希望者には自宅練習用の箏も貸し出す。「演奏を体験して、和楽器の魅力を感じてほしい」と話した。

2016年6月30日新潟日報夕刊より

受講者の声

平川綾子さん

テレビドラマで箏の演奏シーンを見て、昔習っていた箏をまたやってみたいと思った。音色を聞くと昔の記憶を思い出し、懐かしい気持ちになる。手を取って指の使い方を教えてくれるなど先生の指導はとても丁寧。今後も続けたい。

70代女性

先生は「できないことはない」が口癖で、諦めていた難しい曲にもチャレンジさせてくれる。受講生のやる気を引き出してくれるのがとてもうれしい。箏は約40年続けているが、毎回の教室が楽しみ。家でもできるだけ練習に時間を割くようになった。

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