新潟日報カルチャースクール

きょうみの扉(メディアシップ教室講師紹介)

『シルバー健康体操(1)』

糸賀あけみさん

受講生の動きを確認しながら笑顔で次の動きを指示する糸賀あけみさん(手前右)

頭も使って楽しみながら

 「肩甲骨をちょっと引いて胸を張って、はいキープ」。講師の糸賀あけみさん(63)の高く通る声がフロアに響く。「右足上下」「足変えて」。マットの上でアキレス腱(けん)を伸ばしたり、足踏みをしたり。動きが途切れないようカウントの途中で次の動作をテンポ良く説明する。
 30分ほどストレッチで全身を伸ばした後、音楽に合わせたリズム体操のほか、高さ10センチの台を使い、上り下りや左右へのステップなどエクササイズを行う。簡単な動作で筋力やバランス感覚などを鍛えて高齢者の転倒を予防し、健康寿命を延ばすのが狙いだ。
 頭と体を使ったゲームや体操を取り入れ、認知症予防にも力を入れる。狭い台の上でペアになり、向かい合って両手でじゃんけん。負けた方が台から下りて次の相手を探す。「あらら、負けた」「よし、勝った」。台を上り下りしながら、勝負ごとに笑いが起きた。
 東京のトレーニングジムでインストラクターを務めてきた。結婚を機に故郷の新潟市で高齢者向けの体操教室などを開いている。
 受講生は最高齢の88歳をはじめ65歳以上の19人。その日の体調に応じて、座って運動させるなど気を配る。「血圧が高い、膝が痛いなどさまざまな方がいる。それぞれに合った運動を考え、認知症の方にも対応したい」と語った。

2016年7月7日新潟日報夕刊より

受講者の声

三浦淑哲(よしあき)さん

糸賀さんの教室にはメディアシップ教室の前から通っていて、もう19年になります。この教室では最高齢。最初は立って前屈すると膝までしか届かなかったけど、今は床に手が付く。仲間と体操するのが毎回楽しみです。

小日向松江さん

美容師をしているので、いつも同じ姿勢で体がこわばってしまいます。教室が終わると体が柔らかくなって、気分が高揚して心も前向きに。数日は筋肉痛ですが、心地よい痛みです。生涯現役で美容師をするため、ずっと続けていきたいです。

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