新潟日報カルチャースクール

きょうみの扉(メディアシップ教室講師紹介)

『老舗ベーカリーのパン講座』

木下博さん

パン作りのこつを分かりやすく説明する木下博さん

家庭で楽しむこつも伝授

 あんパン、クリームパン、ハムロール。一つの生地から3種類のパンを作ると聞くと、受講生から「全部大好き」と喜びの声が上がった。
 「手のひらで生地を下に押すようにこねてください」と講師の木下博さん(59)が説明すると、受講生は2人一組で作業に取り掛かった。「パンの上にレーズンを置くと、犬の顔みたいになって子どもが喜びますよ」と家庭で役に立つアドバイスも忘れない。
 ハムロールの切り方を間違えた受講生もいたが、「このやり方も面白い」「切り口がかわいい」と全員が集まってきた。木下さんも「こんな方法もあるのか」と感心していた。
 木下さんは、新潟市中央区で100年以上続く老舗パン店のオーナー。現在は専門学校で講師も務めている。「新しい発想に、自分が教わることもある」と楽しんでいる。
 生地が焼けるのを待つ間は、全員でお茶を飲みながら一息つく。焼き上がりのこんがりとした匂いに包まれながら、受講生たちは「次はどんなのが作れるようになるかな」と、ますます意欲を募らせた。
 2時間半で、2種類以上のパンを作る。木下さんは「パン作りは面倒と思われ、敬遠されがち。家庭で簡単にできて、楽しいということを伝えたい」と笑顔で話した。

2016年7月14日新潟日報夕刊より

受講者の声

佐藤江美さん

先生の教え方はマニュアルに沿った堅苦しいものではないので、応用力が身に付きます。自由な感じがいいですね。「生地がベタつく」と感じたら自分で調節して粉を足すなど、工夫しながらできるところが楽しいです。

松田あつ子さん

退職後、家族が喜んでくれるような趣味を見つけようとパン作りを始めました。教室で習ったカボチャやコーンが入ったパンなど、野菜を使ったものが特に好評。家でも作りやすいので、どんどん新しいレシピを教わりたいです。

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