新潟日報カルチャースクール

きょうみの扉(メディアシップ教室講師紹介)

『こころを繋ぐやさしい絵手紙』

谷雅子さん

受講生にアドバイスする谷雅子さん

絵手紙作品

思いこもった「恋文」形に

 「型紙をいろいろ動かせば、花火が描けますよ。分かりますか?」。谷雅子さん(74)が手本を見せながら柔和な笑顔で語りかける。和気あいあいとした雰囲気の中、生徒から「分かりませーん」と声が上がると、今度は一人一人の手を取って説明する。
 長岡市在住。約25年前に地元の自主学習グループで絵手紙を学んだのがきっかけだ。経験を積み、10年余り前に日本絵手紙協会の公認講師となった。
 この日教えたのは、ボール紙を切って型紙を作り、その上から絵の具を霧状に振りかける「スパッタリング」の技法。生徒の作業を見ながら、「ここをちょっと濃くしたら?」とアドバイスしたり、「いいじゃない、きれいだよ」と励ましたりする。
 普段の教室では、野菜や花などを見ながら、墨や顔彩でスケッチする。「長年やっていると慣れが出てしまう」ため、全国の美術館や寺を巡って刺激を受ける努力を欠かさない。自らの作品だけでなく、講師仲間から届いたはがきも飾って生徒の参考にしてもらう。
 心を込めて描く絵手紙は「全てラブレター」といい、あえて「ヘタでいい、ヘタがいい」と呼び掛ける。「それぞれの生徒さんの良さを引き出して差し上げたい。でも、皆さん人生経験が豊かで、逆にこちらが学ぶことばかり」と控えめにほほ笑んだ。

2016年9月15日新潟日報夕刊より

受講者の声

小沢冨美子さん

「無になれる時間がほしい」と15年くらい前から続けています。気に入った作品は自分自身に向けて郵送するので、日記代わりにもなります。絵手紙は自宅でもやろうと思えばやれるけれど、教室の和気あいあいとした雰囲気が好きです。

常木順子さん

友人が絵手紙をやっているのを見て、私もやりたいと4月から始めたばかりです。作品はその友人に出したり、教室の皆さんに出したりして楽しんでいます。谷先生は優しく丁寧に教えてくれるので、2時間があっという間に過ぎていきます。

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