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タクシー同乗者ら11人は陰性

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県内初の新型インフルエンザ患者の確認を受け、対応を協議した新潟市感染症対策本部会議=31日午前10時、市役所

 県と新潟市は31日までに、米国から帰国した同市秋葉区の女子学生(21)が県内で初めて新型インフルエンザに感染していることを確定した。学生が成田空港からの帰宅に使った乗合タクシーの同乗者ら濃厚接触者計11人に対し同日、詳細検査(PCR)を行い、全員が陰性だったと発表した。市は現時点で感染拡大の危険性は低いとして、冷静な対応を呼び掛けている。
 学生は新潟市民病院の感染症病棟に入院中。一時39度台の発熱があったが、36度台に下がり容体は安定している。
 市によると、学生は米国・ネバダ州の大学に2007年6月から留学中。29日午後4時にユナイテッド航空853便で成田空港に到着した。機内で38・6度の発熱があったが、空港検疫での迅速診断では陰性だった。
 学生が使った乗合タクシーには、本人と運転手を含め8人が乗車。長岡市で夫婦2人が降り、新潟市で2組の夫婦が降車した。学生は同じタクシー会社の別の車に乗り換え、自宅へ帰った。乗合タクシーでは、8人全員がマスクを着けていた。
 学生は5人家族。30日も熱とせきの症状があったため、新潟市保健所に電話で相談。母親と自家用車で市急患診療センターを訪れ、PCRで陽性となった。遺伝子配列解析でも同様の結果が出た。母親は陰性だった。
 31日に陰性が確認された11人は、乗合タクシーの同乗者6人と運転手1人、学生が自宅まで乗り継いだ別のタクシーの運転手1人、学生と母親以外の家族3人。いずれも発熱などの症状は出ていないが、治療薬タミフルを予防投与し、自宅待機を求め、6月5日まで健康観察を続ける。またタクシー車両2台は消毒した。
 新潟市は31日午前、感染症対策本部会議を開き、対応を協議。感染が拡大する恐れが低いとして、対応策を緩和した国の「基本的対処方針」に基づき、学校休校措置やイベントなどの自粛は要請せず、市民に落ち着いた対応を呼び掛けることを決めた。
 篠田昭市長は会議終了後、「海外からの帰国者の発症で、市内での感染ではない。患者の帰国後の行動範囲は限られているので、感染拡大の可能性は低い」と話した。
 タクシーに同乗した夫婦2人が居住する長岡市も同日、対策会議を開き対応を協議した。
 厚生労働省などによると、航空機内で学生の近くに座っていた入国者は東京都3人、滋賀県1人、不明4人の計8人。いずれも現時点で健康に異常はない。県内在住者はいない。

2009年05月31日


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