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新型インフル、受け止め冷静

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従業員がマスク着用を始めたスーパー=31日、新潟市秋葉区のウオロク新津店

 新潟市で新型インフルエンザの感染者が確認されてから一夜明けた31日、市内では、一部スーパーの従業員がマスク着用を始め、予防策を取る動きが出た。薬局でマスクが完売したりするなど不安をうかがわせる動きも見られた。ただ、感染者と接触した人は限定的とされ、県内の交通機関や福祉施設では冷静に受け止めていた。
 感染者の自宅がある同市秋葉区。ウオロク新津店では、この日から全従業員がマスクを着用。同社は「不特定多数の人が来る場所なので、感染防止に力を入れたい」と1週間ほど続ける方針だ。
 同市西区のウエルシア薬局青山店では、この日仕入れた不織布マスク30枚入りのセット10個が、午前10時の開店から約1時間で売り切れた。同区のパート従業員の女性(51)は「ここで2軒目。どこにもマスクはなくて…」と困惑。店長(42)は「品薄状態は約1カ月続いているが、次の入荷も未定」と言う。
 感染者が米国への留学生だったことで海外留学を志す人には動揺も。8月にカナダへ留学予定の同市西区の会社員(22)は「渡航は事態が落ち着いたらにするかも」と漏らした。留学を仲介する同市内の英会話教室は「こちらでできるのは手洗い、うがいを呼び掛けるぐらい」と話す。
 今回の新型インフルエンザは弱毒性といわれるが、糖尿病患者らが感染すると重症化する恐れもある。県腎臓病患者の友の会副会長の馬場亨さん(61)は「わたしたちは免疫力が弱く感染しやすい。予防に努めようと会員間で連絡を取り合っている」と語った。
 濃厚接触者2人が自宅待機を求められた長岡市。中心街の歩行者天国がにぎわう中、同市の主婦(28)は「自分よりも5歳と7カ月の子どもの感染が心配」と表情を曇らせた。
 一方、新潟市内のバスやタクシーでは運転手がマスクを着用している姿は見られず、同市秋葉区の特別養護老人ホーム「こぐち苑」も通常通りショートステイの利用を受け入れた。五十嵐秀哉施設次長(45)は「職員や利用者らには、これまで通り施設に入る前の手洗い、うがいをしてもらう」とする。
 利用者側も冷静だ。「長岡市高齢者センターけさじろ」に来た同市の男性は「感染者発生には驚いたが、手の消毒などを気をつけていこうと思う」と淡々と語った。

2009年05月31日


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