国際交流拠点から



 新潟日報社が海外で開設を進めている「国際交流拠点」。2010年に米・ニューヨーク、2011年からはブラジル・サンパウロと中国・上海にあります。海外で暮らす新潟県関係者から現地の暮らしぶりなどを寄せていただき、紙面では毎月第1月曜日に紹介するとともに、このページでも紹介します。コメントもお待ちしています。


拠点別一覧

ニューヨーク

中国

ブラジル

【FromNY】新潟ゆかり 2人の像
2012年 05月14日

ny20120514.JPG

 ニューヨーク(NY)の5番街と言えば、高級デパートや有名ブランド店の立ち並ぶショッピング街として有名ですが、この5番街に1997年、新潟に縁のある人物の銅像が立てられました。ジャズファンの方はご存じでしょう。64年の新潟地震の支援活動を通じて新潟市の国際親善名誉市民となったジャズ界の巨匠デューク・エリントンです。

 グランドピアノに寄り添うエリントン像があるのは、5番街が110丁目と交わるセントラルパーク北東角のエリントン・サークルと呼ばれる円形広場です。ハーレムのナイトクラブ「コットンクラブ」で活躍したエリントンにふさわしく、セントラル・ハーレムの入り口にあたる110丁目から、ラテン系住民の多いイースト・ハーレムを見下ろすように立っています。

 30年代にエリントンが聴衆を沸かせた「コットンクラブ」はもうありませんが、エリントン楽団のヒットナンバー「A列車で行こう」の地下鉄Aトレインは、今も8番街経由でマンハッタンを南北に走っています。

 急行列車なので、コロンバスサークルのある59丁目からハーレムの125丁目までの長い区間を一気に走り抜け、間違って乗ったら最後、しばらく降りることができません。「A列車で行こう」の歌詞のごとく「ハーレムへの一番速い行き方」です。

 「デューク・エリントン・ブルバード」と呼ばれるのは、セントラルパークの西側、アッパー・ウエスト・サイドの住宅街の北端に近い106丁目です。リバーサイド・パークとハドソン川を見下ろす106丁目と105丁目の間の閑静な高台に、エリントンがかつて所有した2軒のタウンハウス(333番地と331番地)があります。そして、エリントンの家族が音楽出版の事務所として使っていた331番地の隣には、広島から平和のシンボルとして贈られた新潟にもゆかりのある親鸞聖人像が凜(りん)としてたたずんでいます。エリントンと親鸞聖人…。異なる人種、宗教が混在するNYでは驚くに値しない組み合わせですが、2人の新潟とのつながりを知る者にとっては思わずほほ笑んでしまう光景です。

■ハーマン桂子さん =新発田市出身=
(ハーマンさんは、NYの法律事務所で訴訟関係の翻訳をしています)

【写真】セントラルパーク北東角に立つデユーク・エリントン像

投稿者:NY新潟県人会

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