新潟日報広報車 かける君デビュー

現地で記事化、号外発行

 あなたの街に駆け付けてホットなニュースを伝えます−。新潟日報社が創刊65周年(源流130年)を機に導入した広報車「かける君」が2007年10月13日、デビューしました。県内各地を移動し、現地で速報新聞などを発行します。

 「かける君」は、パソコンや高性能プリンター、自家発電機、スピーカーなどの最新機器を装備した小型バス。催し物やスポーツ会場、学校などで「ここだけ新聞」(イベント号外)を制作、発行できます。災害や大ニュース発生時には、現地号外でその威力を発揮、県民読者のための車を目指します。

 「かける君」の名は応募があった235通の中から選ばれました。「県内各地を駆ける」「イベント号外などを書ける(取材・発行できる)」「読者と新潟日報をつなぐ懸け橋」などの意味が込められています。また、車体には、白を基調に自然豊かな新潟にふさわしい木々の緑、海や川の青、夕日のオレンジを「NIPPO」の文字にあしらったシンプルなデザインが採用されました。

 新潟市中央区古町通七番町の「古町どんどん」会場で開かれたお披露目のセレモニーでは、「かける君」の名の応募者やデザイナーに感謝状と記念品が贈られたほか、車内の見学や「ここだけ新聞」発行の実演も行われました。

振動対策、高速印刷OK

 「かける君」は市販のマイクロバスを基礎に、「かける君」独自の特別な車両改造を施してデザイン、製作されました。

 バスは、本来は29人乗りですが、運転席周辺以外の座席シートはすべて取り外し、代わりに合計3台の高速プリンター、車載エンジンを停止しても電力が供給できる自家発電装置、パソコンを操作する大型テーブル、用紙を大量に保管する棚などを新たに取り付けました。

 改造を担当したのは、埼玉県吉川市の金剛デベロップ社。同社は地質調査のための特殊車両やテレビ局の中継車などの製作に実績があり、独自の防振システムなどのノウハウが生かされました。

主なかける君の装備

車体 全長約7メートル、全幅約2メートル、全高約2・6メートル
エンジン 約4500cc、直列6気筒
印刷機能 高速レーザープリンター2台(A3カラー、30枚/分)、デジタル孔版印刷機(B4モノクロ、135枚/分)
自家発電機 車外引き出し式、約20時間使用可能
パソコン3台 速報紙面の制作や無線を利用したデータ通信に使用
その他 精密機械を安全に搬送するための振動制御対策。後部から機器の搬入、乗り降りが可能なバックドア

▲車両改造工場で制作途中の「かける君」=埼玉県吉川市の金剛デベロップ社 ▲パソコンと高速プリンターで号外を作成できる「かける君」の車内

取材の前線 後押し

 災害時やスポーツ試合など、速報が求められる現場で「号外」や「速報版」を制作し、配布します。また、取材の前線支援基地としての機能も持っています。

ここだけ新聞制作

 新潟日報主催の事業や地域のイベント、行事などに出向き、そこでしか発行できないオンリーワンの新聞紙面を制作、発行します。

NIE活動を支援

 学校への出前授業や、新聞を使った学習、学級新聞作りなどで役に立ちます。

新潟日報の記者が小中学校に出掛けて行う出張授業

▲新潟日報の記者が小中学校に出掛けて行う出張授業

データ受信、配布

新潟日報本社で作成したPDF紙面などを、データ通信で受信し即座にプリント、配布できます。

現地新聞

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