第71回 県展

県展 感性と技術磨いて

 新潟日報社と県などは第72回新潟県美術展覧会(県展)を開催します。

 新潟県展は、終戦から間もない昭和20年11月に、文化による復興を目指し始まった歴史と伝統を持つ、県内最大の公募展です。

 多くの県民に親しまれ、全国的にみてもトップクラスの出品数を誇ります。

 日本画・洋画・版画・彫刻・工芸・書道・写真の7部門にわたって、入賞入選した作品を一堂に展示します。

発表

審査の結果は新潟日報紙上(入賞5月24日、入選5月25日予定)で発表。

入賞

入選作品で優秀なものには県展賞、奨励賞、新潟日報美術振興賞、新潟県文化振興財団賞を授与します。

審査員

【日本画】 重政 啓治(創画会会員)、高橋 天山(日本美術院同人)
【洋 画】 坂谷 和夫(国画会会員)、町田 博文(光風会理事)
【版 画】 池田 良二(日本美術家連盟理事)、平木 美鶴(日本版画協会会員)
【彫 刻】 井田 勝己(東京造形大学教授)、峯田 敏郎(国画会会員)
【工 芸】 武腰 敏昭(日本藝術院会員)、三田村 有純(日展会員)
【書 道】 髙木 聖雨(日展会員)、三宅 相舟(東洋大学名誉教授)
【写 真】 田沼 武能(写真家)、中村 征夫(写真家)

敬称略・五十音順

県展の変遷

今は無い「県展大和デパート会場」は大にぎわい=1960年5月

 戦後の荒れ果てた空気は、新潟の文化・芸術をも厚く覆っていた。そんな暗雲を吹き飛ばしたのが、「県展」だった。敗戦後わずか3カ月。1945年11月に早くも、旧大和百貨店で第1回県展を開催。初日だけで押すな押すなの1万5千人が殺到した。

 描いて作って表現する作者側も見て楽しむ人たちも、自由に伸び伸び文化・芸術を楽しめる時代の到来に、心を躍らせた。第3回から、会場に小林百貨店(現新潟三越)を加えて2会場に。第6回からは長岡、上越で巡回展を開催、本県の津々浦々に「町の芸術家」というすそ野を広げ、愛され親しまれる県展となっていった。

 県展は中央作家による審査にこだわり、それが全国有数のレベルの高さを維持する原動力となった。世界的評価を得ていた芸術家岡本太郎さんが1966年、県展審査員(洋画)を引き受けた。とある抽象作品にじっと見入って、「よしっ。逆さまにしたら入選だ」ときっぱり。“芸術が爆発した瞬間”だったが、審査会場はぼう然となったというエピソードを残した。

 分散開催していた県展は、2010年の65回から7部門を朱鷺メッセ(新潟市中央区)に集中し1カ所での展示となった。

 風さわやかな季節、「新潟の芸術」と、信濃川河畔の散策も楽しめる一日をどうぞ。

展覧会のご案内

巡回展はすべて終了しました

新潟展

開催期間:
2017年5月26日(金)~6月4日(日)
会 場:
朱鷺メッセウェーブマーケット

柏崎展

開催期間:
2017年6月7日(水)~6月11日(日)
会 場:
柏崎市立図書館ソフィアセンター

佐渡展

開催期間:
2017年6月14日(水)~6月18日(日)
会 場:
両津総合体育館

上越展

開催期間:
2017年6月21日(水)~6月25日(日)
会 場:
上越市教育プラザ体育館

長岡展

開催期間:
2017年6月28日(水)~7月2日(日)
会 場:
県立近代美術館

いずれも会期中無休/午前9時~午後5時(新潟展の最終日は午後3時終了)

※柏崎展のみ午前9時30分~午後8時(土日は午後5時終了)

お問い合わせ

県展事務局(新潟日報社内)

新潟市中央区万代3-1-1
TEL 025-385-7470(平日9:30~17:30)