「官から民へ」の流れを受け、官営で始まった郵便制度が百三十六年後の今年十月、民営化された。
この制度を創設した上越市出身の前島密(一八三五 - 一九一九年)は「郵便の父」と呼ばれるが、郵便以外の功績はあまり知られていない。
北越鉄道(新潟ー直江津)の社長、東京専門学校(現早稲田大学)の校長・・・活躍の場は官民を問わなかった。
明治維新という激動の時代を生きた前島にとって新しい事業を起こすとき、いつも直面した問題が「官業か民業か」の選択だった。
郵政民営化元年に前島の足跡を振り返りながら、前島が理想とした「官と民」に光を当てた。
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