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葛塚まつり 迫力の灯籠押し合い

 新潟市北区で約250年続く葛塚まつりが3日間にわたり開かれ、最終日の8日夜、フィナーレを飾る灯籠の押し合いが2年ぶりに行われた。2015年に担ぎ手とのいさかいで観客がけがをする騒ぎが起きたため、昨年は押し合いを中止していた。灯籠を激しくぶつけ合う勇壮な行事復活に、待ちかねた観客は沸き、大きな拍手を送った。
 葛塚まつりは、葛塚地区内の石動神社と稲荷神社の例祭。最終日に下町十字路で両神社の氏子8町内が灯籠をぶつけ合う押し合いが人気だ。ただ、観客と担ぎ手がすし詰めになった路上で激しく押し合っていたため、15年以前にもけが人が出た年があった。
 ことしは観客を紅白幕で仕切り、戦いの場に入れないよう規制。事前に担ぎ手らで「若連中連絡協議会」を立ち上げ、安全対策などの話し合いも重ねてきた。
 8日夜の本番では、これまで8町内が一対一で総当たりしてきた対戦数を減らして調整。双方の灯籠を壊すまで激しくぶつけ合っていた戦い方も見直し、数分押し合って離れるなど安全にこだわった。押し合い復活を受け、昨年最終日に1万8千人だった集客数はことし、例年並みの2万4千人に戻った。
 毎年訪れている長岡市寺泊の団体職員、金子光幸さん(52)は「ことしは最後まで灯籠の形が残り、穏やかに見ることができてよかった」と話す。担ぎ手の北区川西の団体職員、瀬賀研さん(47)は「去年は押し合いがなくて味気なかった。やっと元のまつりに戻った」と喜んだ。
 一方、「迫力がなくなった」「観客と押し合いの距離が遠いので、全然見えなかった」など不満の声も聞かれた。実行委は「伝統のまつりを安全に続けるため、より良い方法を検討していきたい」と話している。

2017/09/12

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