動画コーナー

400年前へ復元! 坂戸城跡の石垣修復説明会

 石垣の修復工事が進んでいる南魚沼市の坂戸城跡で、石を積み直す手法や作業などの現地説明会が開かれた。約400年前の姿への復元の様子が間近で見られるとあって、地域住民ら約40人が興味深そうに修復作業を見守っていた。
 坂戸城は長尾政景や上杉景勝の居城として名高い大規模な山城。坂戸山(標高634メートル)山頂に本丸、麓に領主の居館跡などの遺構が見られる。1979年に国の史跡に指定されて以来、整備や調査が続いている。
 修復中の石垣は、領主居館跡周辺に築かれている2堤のうち、南側の長さ23メートルの堤。2016年度に解体調査を始め、本年度からひび割れた石の補強と積み直しを行っている。
 坂戸城は1610年に最後の城主・堀直寄が転出し廃城となったため、戦国時代に多く用いられた「野面(のづら)積み」という自然石を積み上げた石垣がそのまま残った。しかし、幕末に魚野川護岸工事のため石が抜き取られ、崩れかかっている箇所があった。
 さらに原形を記した当時の資料などがないため、専門家の助言を受けながら、比較的良い状態で現存する北側部分の堤を参考に積み直し作業を行っている。
 2日に市教育委員会が開いた現地説明会では、姫路城や熊本城の石垣修復も手掛けている工事の担当業者が説明役に加わり、作業のポイントを説明。大きさの異なる自然石を使うため、参考にした堤と調和するように積み直しているなどと解説した。
 説明会に参加した同市城内の無職、田辺義隆さん(67)は「地元にとって歴史がある大切なもの。作業も大変だろうが、興味深い話だった」と話していた。修復は来年度も続く予定。

2017/09/14

ニュース動画一覧

全国の動画ニュース