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おとなプラス「佐渡民謡」特集・佐渡おけさ

 両津港。船を下りると「佐渡おけさ」が聞こえてくる。通りに出れば踊り子のオブジェ。「おけさ」の名は橋に、果物に、店に…。まさに佐渡の代名詞だ。
 民謡は佐渡観光のツールにしかすぎないと思っていた。しかし、赴任してその認識を改めた。神社のまつりや地域のイベントで、住民たちが唄や踊りを披露する。民謡が島の日常に深く根付いていることを知ったのだ。
 多彩さにも驚く。佐渡おけさ以外にも「相川音頭」「両津甚句」「小木おけさ」など、現在も25ほどの佐渡民謡がうたい踊られているという。振り付けや曲調の違いはもちろん、衣装も変化があり、見た目にも楽しい。
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 中越地方の私が生まれ育った地域の盆踊りは、ずいぶん前になくなったと聞いた。でも、佐渡では今も盆踊りが盛んだ。
 佐渡民謡協会会長の本間久雄さん(81)は理由をこう解説する。「盆踊りは島外から帰省する人たちのため、という思いが強い。みんな一緒に踊るのを楽しみにしているからね」
 帰ってくる人たちのために続ける伝統。佐渡に根付く民謡は、そんな温かいもてなしの心があるから消えずにいるのかもしれない。
 そして何より、故郷の民謡を愛してやまない先人たちの努力があった。
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 知れば知るほど奥深い佐渡民謡。今に生きる伝統芸能の魅力に、あなたもぜひ触れてほしい。

2017/11/14

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