
雪に埋もれた歩道。前を歩く人の足跡でできた細い道をたどる市民の列が続いた=4日午前11時前、新潟市中央区
県内で大雪、交通機関にも乱れ
県内は4日午前、下越の海岸平野部を中心にまとまった雪が降った。新潟市中央区では午前11時までの24時間降雪量が37センチとなり、積雪量は昨年12月18日と並ぶ45センチを観測。列車の運休が相次いだほか、通勤ラッシュの渋滞に拍車がかかり、交通機関も大幅に乱れた。立春にもかかわらず、春の訪れは暦の上だけとなった。
新潟地方気象台によると、新潟市上空で内陸部からの南風と、海岸部からの北風がぶつかり合い、4日未明ごろから下越の海岸平野部にまとまった雪雲がかかり、雪の降りやすい状態が続いている。
新潟空港では滑走路の除雪作業のため、同空港発着の国内線37便が欠航した。JR東日本新潟支社は午前11時現在、除雪作業のため信越線など3線で特急列車を含む計72本を運休。県内を通過する夜行列車も12本の運休を決めた。JR西日本金沢支社では北陸線の特急列車18本を運休した。新潟交通の路線バスは8路線で運行を見合わせた。
佐渡汽船は正午現在、新潟―両津間のジェットフォイル7便が欠航している。
県教育委員会などによると午前11時現在、県内の学校では新潟市葛塚小など3校が始業を遅らせ、新潟北高校など4校が早退の措置を取った。駒沢大は、朱鷺メッセで予定していた入学試験の開始時刻を急きょ、1時間繰り下げ、午前11時30分からとした。
泉田裕彦知事と上越市の村山秀幸市長らは4日午前、県の総合防災情報システムを使い、テレビ会議を実施。知事がシステムを活用するのは昨年9月の運用開始以来初めてで、村山市長や糸魚川市の米田徹市長、妙高市の引場良男副市長が積雪状況などを報告した。
同気象台によると、県内では5日明け方にかけて降雪がピークとなり、下越、中越の海岸平野部を中心に雷を伴った大雪となる見込み。降雪のピークは5日の見込みで、同日午前9時までの予想降雪量は山沿い、平野部とも最大70センチ。