認知症の母から現金横領の男に実刑

 成年後見制度を悪用し、認知症の実母の財産約2900万円を着服したとして、業務上横領の罪に問われた新潟市西区の会社員の男(48)の判決公判が9日、新潟地裁であり、中川卓久裁判官は懲役2年4月(求刑懲役3年6月)の実刑判決を言い渡した。弁護側は「量刑不当」などとして、即日控訴した。

 男は起訴内容を認めていたため、量刑が争点となっていた。量刑の理由について、中川裁判官は判決で「家裁調査官に虚偽の説明をして繰り返し犯行に及ぶなど、悪質。横領した額は多額で、後見制度の信用を大きく損なった。刑事責任は相当重い」などと述べた。

新潟日報2010年2月9日

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