
もやでかすむ謙信公大橋=9日午後2時30分すぎ、上越市の関川右岸から春日山方向を望む
県内気温上昇、雪崩に注意
「全層雪崩」の危険も
県内は9日、各地で雨が降り、3月中~下旬並みの気温を観測した。長岡市の県道で同日夜、斜面から崩れた雪が道路をふさぐなど、積雪の多い山沿いを中心に雪崩の危険性が高まっている。同市の雪氷防災研究センターは「気象条件次第で今後、危険性がさらに高まる可能性がある」と注意を呼び掛けている。
同センターは中越地域の26地点で雪崩の発生危険性を予測。9日現在、山沿いを中心に危険が高まっており、「上越、下越でも同じ傾向にある」という。高温や降雨により、積もった雪の底に水分がたまると、積雪全体が崩れる「全層雪崩」が起きやすくなるという。
新潟地方気象台によると9日の最高気温は津南町が7・6度、妙高市(関山)が10・0度と、3月下旬並みの高温。積雪は午後8時現在、津南町が247センチ、妙高市(関山)が161センチで、津南町では24時間で26センチ、妙高市では32センチ減った。急速な雪解けに伴い、新潟市や上越市など各地で霧が立った。
同気象台によると、10日の県内は曇りや雪で、予想最高気温は平年をやや下回る2~4度。13日ごろまで曇り時々雪か雨の日が多くなり、最高、最低気温とも平年並みとなる見込み。
長岡署などによると、長岡市岩田の県道で9日午後7時すぎ、県道脇の斜面から幅約5メートル、長さ約20メートル、厚さ0・5~1メートルにわたって雪が崩れた。県は約1キロを通行止めにし、10日に安全が確認され次第、開通する。