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新津工高(新潟市秋葉区) |
実習に力 企業人も指導つくる楽しさ校外でPR2011/01/31 |
新潟市秋葉区の県立新津(にいつ)工業高校(村田幹夫校長)は、机に向かって先生の話を聞くだけでなく、自分の手や機械で物を作ったり、直したりする「実習」に力を入れる学校です。県は、特色ある教育や部活動を行う12校を「オンリーワンスクール研究開発校」として支援(しえん)しており、同校はその一校にも選ばれています。 実習は学校だけでなく「JR東日本新津車両製作所」などの企業に出かけたり、働く人を学校に招いたりしているのが大きな特徴(とくちょう)です。先日は胎内市の「日立産機システム」に勤める白井成三さん(54)を学校に招き、1年生がヤスリで金属などを削(けず)る方法を教わりました。 CDディスクなど、同じ形の物を大量に作るとき「精密金型」という道具を使います。金型は千分の1ミリ単位といった小さな凹凸(おうとつ)もあってはいけませんが、機械では取り切れないため、人がナイフやヤスリで取り除きます。白井さんはこの技術に優れ、全国大会で優勝したこともあります。 この日は「ロッド」という金属製の角棒をヤスリで削る練習をしました。白井さんは長さ約20センチのヤスリで真ん中の部分だけを削るなど、優れた技術を披露(ひろう)しました。その証拠(しょうこ)に、ロッドについていた赤い塗料が真ん中部分だけきれいに取れています。 指導を受けた工業マイスター科の榎豊さん(16)は「削りたいところだけを削る技術はすごい。将来、ものづくりの仕事に就けるよう頑張(がんば)りたい」と気持ちを新たにした様子でした。
自動車部品などを作る「ダイヤメット」(新潟市東区)の大沼正明さん(58)、無線機メーカー「新潟通信機」(同市中央区)の技術部長、小野崇弘さん(46)を講師に招いたこともあります。大沼さんは「フライス盤(ばん)」という機械で金属などに溝(みぞ)を入れる方法を、小野さんは「はんだごて」の使い方を指導してくれました。 生徒は、実習で知った工業やものづくりの楽しさを学校外の人に伝える活動にも熱心です。 生産工学科1年の渡辺雅史さん(16)と山田友哉さん(15)は昨年秋、母校の五泉市立愛宕(あたご)中学校の文化祭で、工作機械の「卓上旋盤(たくじょうせんばん)」でヨーヨーなどを作る技術を中学生に見せ、教えました。「何を聞かれても困らないよう、勉強や準備をしていった」と2人。学校の勉強を復習するいい機会にもなったようです。 新津工高では4月から「ロボット工学科」が新しく設置され、機械の基礎(きそ)知識と、正しく動くよう調整する「制御(せいぎょ)」の知識を両方持つ「組み込(こ)み技術者」を育てます。もちろん実習もあります。村田校長は「多くの中学生に志望してほしい」と期待していました。 |
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