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景虎ゆかりの2品を文化財に

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炭化したおにぎり(手前)と、景虎ゆかりの脇差し(中央は脇差しに付く「小柄(こづか)」)=25日、妙高市役所

 妙高市文化財調査審議会(寺島恒一委員長)は25日、上杉景虎が自害した鮫(さめ)ケ尾城から出土した、戦国時代の焼けたおにぎりと、景虎の側近が使用したとされる脇差しを、市の文化財とするよう市教育委員会会議に答申することを決めた。ともに景虎ゆかりの品で、NHK大河ドラマ「天地人」のブームにも乗り、話題を呼びそうだ。

 同日審議されたのは、2007年に同市籠町にある鮫ケ尾城跡で見つかった炭化したおにぎりと、景虎の側近とされる人物の子孫の住宅から08年に発見された、室町時代後期の脇差しの2点。

 おにぎりは、上杉謙信没後、養子の景虎と景勝が争った「御館(おたて)の乱」(1578―79年)で、敗走した景虎が立てこもり自害した鮫ケ尾城の三の丸跡から出土。景勝が景虎を包囲し火を放って落城したことから、同乱で焼けたおにぎりだといわれている。

 脇差しは、上杉家と北条家との和解の際に、景虎とともに小田原から越後に移った側近が所有していたとされる。鑑定によると刀に熱が加わった形跡が見られ、御館の乱で起きた戦火との関連も考えられるという。

 審議会では、委員から「妙高市にとって景虎は特別な存在。この2点は文化財にすべきだ」といった意見が出た。寺島会長は「妙高の文化を知る価値のあるもの。多くの人に見てほしい」と話している。

 2点は4月22日に開かれる教育委員会の会議で文化財に決まる。同市の文化財は、これで57件となる。

2009年03月27日

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