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兼続・実頼兄弟の愛と義を絵本に

完成した絵本と原画を前に、「挿絵は全部で15枚。徹夜して描きました」と笑う宮路実さん=新潟市西蒲区岩室温泉

完成した絵本と原画を前に、「挿絵は全部で15枚。徹夜して描きました」と笑う宮路実さん=新潟市西蒲区岩室温泉

 NHK大河ドラマ「天地人」の主人公・直江兼続と新潟市西蒲区の天神山城の最後の主・大国実頼兄弟を題材にした絵本「いわむろの天地人 愛と義」がこのほど、完成した。少年時代から上杉家を支えた晩年までを、鮮やかな色彩でノスタルジックに描いた。同区の岩室温泉観光協会や同温泉の旅館などで販売している。

 絵を描いたのは燕市吉田下中野の筆耕業、宮路実さん(75)。これまでにも「郷土の偉人を多くの人に伝えたい」と、良寛の紙芝居やかるたを作ってきた。かつて同温泉で働いていたのが縁で、今回の制作に当たった。

 絵本では、少年時代から会津、米沢などでの兄弟の生きざまが描かれている。2008年に同温泉の旅館関係者がプロの琵琶奏者の協力で作った琵琶演奏向けの歌詞に、宮路さんが挿絵を付けた。クレヨンや絵の具による手描きのイラストをパソコンで編集、プリントし、和とじで製本した。

 野山を駆ける幼い兄弟や、多宝山をバックに堂々としたいでたちの実頼、二人の主君、上杉景勝も登場する。

 「岩室ゆかりの実頼について知ってもらい、地域を活性化させたい」と宮路さん。画用紙に描いた原画は、今後紙芝居にして温泉街や教育・老人施設などでのイベントに使ってもらう予定だ。

 A5判、36ページ。600円(税込み)で200部を発行する。問い合わせは、同観光協会、0256(82)5715。

2009年06月06日

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