
観察用のスコープで、トキがねぐらを取っていた辺りを見る住民ら=17日、佐渡市新穂地区
トキ飛来地の住民対象に見学会
佐渡で、環境省など主催
放鳥トキが飛来した地域の住民を対象にした現地見学会が17日、佐渡市金井と新穂地区の2会場で開かれた。新穂地区ではトキがねぐらにしていた場所の周辺を歩きながら、環境省の担当者が「ここからねぐらに出入りするのが見えた」などと、トキを見るのに適した場所や観察する際の注意点を説明した。
環境省や佐渡市、トキの野生復帰連絡協議会が主催。両会場とも住民ら約30人が参加した。
映像を使って、その地区に飛来したトキの様子や個体番号などを紹介。トキの餌となる生物や、餌を探している時間の季節ごとの変化など、モニタリング(生態観察)を通して得られたデータも提示した。
同省佐渡自然保護官事務所の笹渕紘平自然保護官は「モニタリングを続ける上でみなさんの協力は欠かせない。今後も観察に訪れると思うが、よろしくお願いしたい」と住民に呼び掛けた。
住民からは「トキが来たら農作業はどうすればいいのか」「どれぐらいの距離から見ればいいか」などの質問が出された。笹渕自然保護官は「今まで通り作業して」「田んぼが餌場になっているので、道路沿いなどから見てほしい」と答えた。