米、83年に安保で財政負担要請
中曽根首相の初訪問時

 中曽根康弘首相が1983年1月に初訪米した際、米国側が安全保障分野での財政負担を増やすよう強く求めていた実態が、12日公開の外交文書で明らかになった。中曽根氏が中東に派遣された多国籍軍への資金協力要請を即座に応諾していたことも判明。財政赤字拡大に悩む米国の要求を踏まえ、安保面での負担を肩代わりしていく構図の原点が見てとれる。中曽根氏はレーガン大統領との初会談で、同盟強化への積極貢献を表明し「ロン・ヤス関係」の構築につなげていった。

 83年1月発信の極秘公電によると、中曽根氏は米ワシントンで18日にシュルツ国務長官と会談、多国籍軍への資金提供を要請された。

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