上越市高田地区の市街地に現れたクマ=2019年5月、上越市
上越市高田地区の市街地に現れたクマ=2019年5月、上越市

 新潟県は12日までに、ツキノワグマの餌となる木の実が今秋、県全体で凶作や不作が予想されるとの調査結果を公表した。クマが餌を求め、人里に現れる頻度が高くなる恐れがあり、県が注意を呼び掛けている。

 調査は7月1日~8月2日に175地点で行った。凶作、不作、並作、豊作の4段階で予測し、ブナとミズナラは全県で凶作~不作。ブナに比べて人里に近い地域に分布しているコナラ、クリ、オニグルミはいずれも不作~並作だった。

 県内では昨年度、クマによる人身被害は17件21人(うち1人死亡)、出没・目撃件数が1957件と、ともに過去最多を記録。昨秋もブナの実は全県で凶作~不作だった。

 本年度も既に目撃情報が県内各地で相次いでいる。県鳥獣被害対策支援センターは「生ゴミや不要になった農作物、果実を処分したり、お墓のお供え物を持ち帰ったりするなど、今の時期から気を付けてほしい」としている。