上流の大雨により濁流が押し寄せ、急激に水かさが増していく佐梨川の様子=7月29日午後4時20分ごろ、魚沼市の佐梨中央橋(魚沼市提供)
上流の大雨により濁流が押し寄せ、急激に水かさが増していく佐梨川の様子=7月29日午後4時20分ごろ、魚沼市の佐梨中央橋(魚沼市提供)

 全国的に豪雨災害が相次ぐ中、新潟県魚沼市を流れる佐梨川で鉄砲水のような濁流が押し寄せてくる様子を捉えた動画が注目を集めている。市が注意喚起のために配信した後、再生回数が激増。17日までに70万回を超えた。視聴者からは「逃げるのは間に合わない」と自然の猛威を警戒する声が上がっている。

 佐梨川は上流の湯之谷地域から小出地域を流れ、魚野川に合流する。動画は市建設課の職員が7月29日午後4時20分ごろ、小出小学校脇の佐梨中央橋から撮影した。

 動画の時間は約1分20秒。上流に現れた茶色い濁流が、わずか30秒ほどで足元まで押し寄せてくるのが分かる。水位も瞬く間に上がり、堤防の半分ほどの高さになった。市によると、この1時間ほど前に現地から11キロ上流の大湯温泉付近で大雨が降ったという。

 市は13日に動画をツイッターに投稿し、「離れた場所の大雨で下流は急に増水する。川に近づかないように」と注意を呼び掛けた。その後、再生回数は伸び続けた。視聴者からは「想像以上に恐ろしい」「降雨だけでこんなことに」などのコメントが寄せられている。

 市秘書広報課は「各地で豪雨となっているため、予想以上に反響がある。上流に黒い雲があれば、川での遊びや釣りをやめて離れてほしい」としている。

魚沼市が配信した動画はこちら