申し入れ後、会見する新潟水俣病の患者団体のメンバーら=18日、県庁
申し入れ後、会見する新潟水俣病の患者団体のメンバーら=18日、県庁

 新潟水俣病の患者4団体が18日、水俣病の正しい理解と教訓を後世に伝える「祈念式」を毎年開催するよう新潟県に申し入れた。

 対応した県の担当者は「他の患者団体も含め、話し合いを続けていきたい」と述べた。

 申し入れ書は、花角英世知事宛てに新潟水俣病被害者の会と安田患者の会、阿賀野患者会、新潟水俣病患者会が連名で提出。祈念式を巡っては、2019年から被害者の会と阿賀野患者会が県に開催を求めてきたが進展はなく、今回2団体が加わった。

 申し入れ後に4団体は県庁で会見し、公式確認から56年を経ても水俣病問題が解決していない中で教訓を伝える必要性を強調。新潟水俣病患者会事務局の萩野直路さん(67)は「第二の水俣病として、なぜ同じ失敗を繰り返してしまったのかを広く国民に訴えていく大事な場になる」と訴えた。